犬の写真は何が難しいのでしょう？それは単にワンが言うことを聞いてくれないとか、そういった撮影条件や外見上の特徴の他にもっともっと大きな問題があります。それは「うちの子は誰のウチのワンよりかわいい」からではないでしょうか？

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たとえそばに同じ犬種のチャンピオン犬がいたとしてもそのワンより自分ちの子がかわいいに決まっているのです。そしてもちろんそれでいいのです。ですが、他の人に「よく撮れてるでしょ？」とか「かわいいでしょ？」と自分ちののワンの写真を見せた場合、他の人の見る基準はそうではありません。他の人はあくまで「外見上」のかわいさをワン写真に求めるでしょう。なので自分ちのワンの写真を自分が見る分には何の問題もないのですが他人に見せる場合注意が必要です。

また自分ちのワンのかわいさはいろいろな角度から普段見て知っていると思います。ちょっとはにかんだ表情やおねだりするときのクセ等かわいいしぐさもたくさん知っています。そしてこの写真は「ちょっと恥ずかしがっているけど興味津々なしぐさ」等飼い主はいろいろなことがわかります。そしてそれらがミックスされてかわいさが倍増したりしています。

ところが他の人間にはそこまでわかりません。ちょっとはにかんだ表情も単に堂々としていなくて腰が引けているように写るだけだったりするのです。なぜならその表情や仕草の裏側まで補う情報がないからなのです。

このため極端な例だと上から見下ろして表情など全くわからない写真や室内でフラッシュ撮影したため目が思いっきり光ってロボット犬みたいなワン写真でも「よく撮れてるでしょ？」と見せられるため見せられた側は「そうでもないんじゃない？」と思ってしまったりします

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